●その他自動車関係(日本車) ●試乗(TEST DRIVE)

フェアレディZ ロードスターに試乗する

2016/06/29

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フェアレディZロードスター。フェアレディというと、それはいつも、ぼくに特別な想いを抱かせる車です。マイナーチェンジ以前のクーペは何度かドライブしたことがありますが、ロードスターのステアリングを握るのははじめてです。

試乗したのは最上級グレードのバージョンST、4483500円。運転席に滑り込んで、最初に気付くのは目に入る部分、とくに金属調の部分の質感が向上したことですね。実際に金属を使用したりして、非常に美しく仕上げられています。ドライビングポジションは従来どおりやや高めですが、そのぶん見切りは良いと思います。

マイナーチェンジでMTとATとでエンジンの出力特性が異なる設定となりました(MTは294PS、ATは280PS)。試乗したのはAT。ATとのマッチングを考慮したトルクのあるエンジンは非常に扱いやすく、渋滞も苦になりません。ちょっと道が開けたときにアクセルを踏むとフロントを浮かしぎみに豪快に加速する様はなかなかに気持ち良く(日産の伝統ですね)、乗っていて非常に楽しい一台です。

ソフトトップを開けても風の巻き込みは少なく、通常の走行ではボディ剛性にも不満はありません。あえて気になる点を指摘するならば、走行中のフィーリングにフリクションと振動を伴う雑味を感じること。もしかすると、ドライブシャフトにちょっと角度が付いているので、その震動かもしれませんね。

なお、このフェアレディZ、デビュー目前の時期には「ボクスターキラー」などと様々な方面で報道され(メーカー側の要望?)たわけですが、ここ日本において実際はまったく競合することなく棲み分けているのではないか、と感じます。

実際のところ、ボクスターにおいて最も強力なライバルは国産車ではS2000ではないでしょうか。でも、フェアレディZは良い車ですよね。

そんなわけでちょっと欲しくなったりしていますが、やはり今買うならロードスター。なぜクーペではなくロードスターなのかというと、ただ単に「今オープンカーが家に無いから」ということになります。現在はサンルーフ付き車すらありません。しかし、フェアレディZロードスターのプライスは、Z4のそれに微妙に似ているわけです。

そんなわけで、Z4とZロードスター、どちらを選ぶのか(妄想の範疇です。実際に買う可能性は低い)というと、すごく迷うところですよね。単純にパワーが出て安楽なのはZです。価格も安いですし、アフターパーツもたくさんあります。

しかし、ブランドバリューとなると、これは相当に開きがあるのです。日経によるブランドランキングでは「フェアレディZ」は常に上位にランクされていますが、実際のところ世間で「何に乗ってるの?」と聞かれたとき、「フェアレディZ!」と答える場合と「(少し間をおいてから)BMWサ・・・」と答えるのとでは、大きく相手の反応に乖離があると想像されます(この場合、「Z4」と答えると相手が理解できない場合がありますので、やはり一般的な「BMW」と答えるのが無難でしょう)。
そんなわけで、ぼくの脳内バトルでは、Z4に軍配を上げたいと思います。

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