>イタリア ●その他自動車関係(欧州車) ●自動車関連ニュース・ネタなど

【連載23】1日いても飽きない。イタリア本国にあるフェラーリの聖地「ムゼオ・フェラーリ」訪問記

2019/5/24

もくじ1 イタリア本国にあるフェラーリの博物館、「ムゼオ・フェラーリ」に行ってきた1.1 チケットの入手、交通手段について2 まずはムゼオ・フェラーリ・マラネッロの様子を画像にて2.1 フェラーリ本社、そしてムゼオ・エンツォ・フェラーリへ2.2 ムゼオ・エンツォ・フェラーリの様子を画像にて2.3 フェラーリ・ファンの情熱には驚かされる2.4 こちらもオススメ、関連投稿 イタリア本国にあるフェラーリの博物館、「ムゼオ・フェラーリ」に行ってきた ぼくは「CL」さんにて記事を連載させてもらっていますが、その記事 ...

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>ドバイ/アブダビ ●自動車関連ニュース・ネタなど

【連載18】フェラーリのファンはこうやって作られる。ファンでなくともファンになる「フェラーリ・ワールド・アブダビ」へ行ってきた

2019/3/22

もくじ1 フェラーリは「ファンの作り方」を心得ている1.1 移動手段にはタクシーを選んでみた1.2 フェラーリ・ワールド・アビダビへ到着する1.3 フェラーリ・ワールド・アブダビのアトラクションにはこんなものがある1.4 アトラクション以外にも見どころはたくさんある1.5 レストランも見逃せない1.6 フェラーリ・ワールド・アブダビはフェラーリファンでなくとも楽しめる1.7 こちらもオススメ、関連投稿 フェラーリは「ファンの作り方」を心得ている フェラーリ・ワールド・アブダビへ行ってきた。“フェラーリ・ワ ...

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>アウディTT関連

【連載12】なぜTTなのか?ボクがアウディTTを買った5つの理由とは

2019/1/21

もくじ1 アウディTT 2.0 TFSI quattroを買った1.1 その1:TTはアウディの異端児だ1.2 その2:TTは新世代のポルシェとなる可能性があった1.3 その3:TTの維持費は比較的安価だ1.4 その4:TTはどこへ乗って行っても気後れすることはない1.5 その5:TTの走行性能は高いレベルにある1.6 こちらもオススメ、関連投稿 アウディTT 2.0 TFSI quattroを買った 「8S」いうコードネームを持つ、三代目にあたる現行モデルだ。ボクは以前にも二代目TT(こちらは8Jという ...

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>香港 ●その他ニュース・ネタなど

【連載11】ザ・ペニンシュラ香港にて、ロールスロイス・ファントムEWBをチャーターしてみた。香港の自動車事情とは?

2019/1/21

ぼくは「CL」さんにて記事を連載させてもらっていますが、その記事を転載したのがこちら。こちらのブログでも改めて、連載記事を紹介したいと思います(元記事はこちら)。 もくじ1 ザ・ペニンシュラ香港とは1.1 香港国際空港に到着すると、さっそく出迎えが1.2 ザ・ペニンシュラ香港のロールスロイス・ファントムはこんな感じだ1.3 香港にはスーパーカーも多い1.4 こちらもオススメ、関連投稿 ザ・ペニンシュラ香港とは 「ザ・ペニンシュラ香港」は、1928年に香港にて開業したホテルである。ラグジュアリーなことで知ら ...

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>ポルシェ関連・ニュース・ネタ >ドバイ/アブダビ ●その他自動車関係(日本車) ●その他自動車関係(欧州車) ●自動車関連ニュース・ネタなど

【連載8】フェラーリだけで100台以上!?ドバイのスーパーカーディーラーは、スーパーカーフリークにとって楽園だった!

2018/12/20

ぼくは「CL」さんにて記事を連載させてもらっていますが、その記事を転載したのがこちら。 こちらのブログでも改めて、連載記事を紹介したいと思います(元記事はこちら)。 もくじ 1 フェラーリだけで100台以上!?ドバイのスーパーカーディーラーは、スーパーカーフリークにとって楽園だった! 1.1 ドバイのスーパーカーディーラーを訪問してみよう 1.2 ドバイのメトロに乗ってみよう 1.3 二軒目のスーパーカーディーラー、「PRINCESS AUTO」を紹介する 1.4 三軒目のスーパーカーディーラー、「EXO ...

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>中国

中国・上海の様子を画像にて。発展の裏には”取り残された”部分がある

2018/11/3

| 中国・上海の様子を画像にて | さて、少し前に訪問してきた上海。 その様子を画像にてお届けしたいと思いますが、今回宿泊したのは人民広場前のホテル、「金門大酒店」。 上海最初の高層建築でもあり、当時高名なイタリアの建築家によって設計されたというホテルでもあります。 現在では老朽化が進んでいて他のホテルに対する優位性が失われており、「価格」「立地」程度しか特徴がなくなってしまっていますが、その「昔っぽい」雰囲気もなかなかだとぼくは考えています。 中国・上海で泊まったホテルはここ。上海最初の高層建築、192 ...

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>ランボルギーニ・ウラカン

【連載4】スーパーカーに乗るにはどれくらいの維持費が掛かるのか?8年で2台のランボルギーニに支払った費用と生活を振り返る

2018/12/20

もくじ 1 スーパーカーに乗るにはどれくらいの維持費が掛かるのか?8年で2台のランボルギーニに支払った費用と生活を振り返る 1.1 ポルシェの維持費はどれくらいだろう 1.2 こちらもオススメ、関連投稿 スーパーカーに乗るにはどれくらいの維持費が掛かるのか?8年で2台のランボルギーニに支払った費用と生活を振り返る ぼくは「CL」さんにて記事を連載させてもらっていますが、その記事を転載したのがこちら。 こちらのブログでも改めて、連載記事を紹介したいと思います(元記事はこちら)。 今回は、スーパーカーの維持費 ...

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>イタリア >他ランボルギーニ関連・ニュース・ネタ

【連載3】イタリアのランボルギーニ本社に併設されたミュージアム&工場見学ツアーは、オーナーでなくともぜひ訪れてみたい

2018/12/20

ぼくは「CL」さんにて記事を連載させてもらっていますが、その記事を転載したのがこちら。 こちらのブログでも改めて、連載記事を紹介したいと思います(元記事はこちら)。 もくじ 1 イタリアのランボルギーニ本社に併設されたミュージアム&工場見学ツアーは、オーナーでなくともぜひ訪れてみたい 1.1 そもそもランボルギーニ・ミュージアムとは? 1.2 ランボルギーニ・ミュージアムはどうやって訪問するのか? 1.3 いざボローニャへ 1.4 ランボルギーニ本社へ到着。足を踏み入れる 1.5 こちらもオススメ、関連投 ...

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>ドバイ/アブダビ ●その他自動車関係(日本車)

【連載2】地平線まで続く砂漠をトヨタ ランドクルーザーで駆け抜ける!ドバイの「サファリツアー」へ行ってきた

2018/12/20

ぼくは「CL」さんにて記事を連載させてもらっていますが、その記事を転載したのがこちら。 こちらのブログでも改めて、連載記事を紹介したいと思います(元記事はこちら)。 もくじ 1 地平線まで続く砂漠をトヨタ ランドクルーザーで駆け抜ける!ドバイの「サファリツアー」へ行ってきた 1.1 そもそもドバイとは、どういったところなのか? 1.2 「サファリツアー」とは? 1.3 いざ、砂漠へ 1.4 実際に砂漠を走行してみる 1.5 こちらもオススメ、関連投稿 地平線まで続く砂漠をトヨタ ランドクルーザーで駆け抜け ...

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>BMW i3

【連載1】さよならBMW i3。売却後、あらためてこのクルマがつくられた意図を考えてみた

2018/12/20

ぼくは「CL」さんにて記事を連載させてもらっていますが、その記事を転載したのがこちら。 まずは連載一回目の記事を紹介したいと思います(元記事はこちら)。 もくじ 1 さよならBMW i3。売却後、あらためてこのクルマがつくられた意図を考えてみた 1.1 そもそもBMW i3とはどういった車なのか 1.2 では、その結果はどうだったのか? 1.3 こちらもオススメ、関連投稿 さよならBMW i3。売却後、あらためてこのクルマがつくられた意図を考えてみた 皆さんはじめまして。 今回からカレントライフにて連載を ...

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●コラム/近況 ●その他自動車関係(日本車)

過去ログ(レクサス関係)

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レクサスの何がプレミアムなのか?高級ブランドについて考える

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「レクサス」はトヨタのプレミアムブランドですが、なにをもってプレミアムなのか?を考えてみます。

今までの日本では、
1.戦後→モノがなかったので、造れば売れた
2.バブル→高価なものであれば、とにかく売れた(このころの消費者はモノの選定基準がまだ形成されていない)
3.バブル後→安いものであれば売れた
という流れになっております。多くのメーカー・流通業はこの(3)の状態で足踏みしているわけで、「なぜ安くしているのに売れないのか」という疑問を抱いた状態ですね。



しかしながら現在は、
4.ほとんどのモノはすでに揃っているので、安くてもいらないものはいらない/バブル・バブル後を通して消費者のモノを見る目、つまり「それが価値にあったモノかどうか」を見極める能力が養われているために高くても価値があるものであれば売れる
という状況にあります。

ブランド品や高度なサービスを提供するレストランやホテル、それらは人気です。たとえ高価なものであっても、その金額を出せる人々にとっては「価値に見合った」ものであり、「高額」ではあっても「高価」ではないのですね。
自動車産業においては、国産メーカーは安価な車種を作ることに熱心です。
それはそれで、裾野を拡げる意味では重要ですが利益の出る高級車(とくにセダン)は外国メーカーに喰われっ放し、とも言えます。

これは、メーカー側が「消費者はお金を持っていないので高級車は売れない」「市場にはセダンのパイがない」と信じきっているのと同様ですね。
ある意味、自分で自分の可能性を限定していて、消費者をみくびっているとも言えます。

成熟産業において、シェアをひっくり返した、またあらたなシェアを作り出したといわれている製品ではニッサンの初代「シーマ」、アサヒビールの「スーパードライ」がありますが、前者はかつてない高額な車を市場に投入、実際に相当売れまして消費者はメーカーが思っていたよりも購買力があった、ということを証明する結果になりました。
スーパードライは、不動とされていたキリンのシェアを一時奪い去った製品ですね。

話が逸れましたが「レクサス」は今の日本の自動車産業と逆行し車に対しはじめて「付加価値=プレミアム性」を持たせた戦略とも言えます。
安く作って安く大量に売る、現在の限られた市場の範囲内での生産計画を行う、といったものではなく「プレミアム商品を提供することで新しい市場を創り出し、大量の利益を稼ぐ」戦略ですね。
現在の日本の市場では、お金を持っている人もたくさんいて、そのモノに見合った価値を判断する能力もありますし、価値と価格が見合えばどんな金額でも出す人が多くいるのでレクサスの展開後の動向に注目したいと思います。

エルメスでは社員に「非日常的なほど高額で高品質なサービス」を受けさせる研修制度があり、それを通じて「本当に質の高いサービスとは何か、価値があるということはどういうことなのか」を体験させるプログラムがあるそうですが、それなりの製品を扱うのであれば、顧客はそれなりの方ばかりだと思いますので、そういった方々が普段体験しているのと同等かそれ以上のサービスを体験しておくことが重要と思います。これは良いプログラムですね。ぼくもエルメスの社員になりたいです。

レクサスは日本で成功するか?を考える

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レクサス続報。トヨタは詳細を発表していませんが、すでに発表されている内容プラス、日経MJの独自調査による集計結果と記載です。レクサスとしては「輸入車のオーナーは2台、3台と複数台保有している場合が多いが、レクサスはそれ1台で全てまかなえる点をアピールしたい」とありますが、複数の人間が乗ることもあるので2台以上保有しているケースもあり、レクサス1台ではちょっと無理があるだろう、と思います。

*他に保有している車が輸入車である・・・40%
*購入最多年齢層・・・50代
*購入者の職業・・・自営、医師がNo.1と2
*SC、LSの顧客の想定世帯年収・・・2000万円以上
*GSの顧客の想定世帯年収・・・1500万円以上
*ISの顧客の想定世帯年収・・・1000万円以上

方々でも言われていますが、なんだかんだ言っても、「トヨタ色」が濃いです。トヨタとレクサスで同じような部品(しかも目に触れる、手に触れる部分で)が使われていたりすることが原因かと思います。
そして、その「もてなし」が板についていないこと、うわべだけのものであることも良く指摘されています。これは時間が解決する問題とも思いますが、レクサスといえど「車売ってなんぼ」ですので、やはり根本的には魅力ある車を造るのが最も効果的で手っ取り早い手段と言えるでしょう。

ちなみに近くの日産(青)は、安い車や古い車で行っても出迎えてはくれませんが、カレラで行くと「いらっしゃいませでございます!!」とばかりに営業所総出で迎えてくれます。異様に落差がありますね。MINIディーラーはどんな車で行っても知らん顔です。レクサスではそうしないように言われているからなのか(未確認)、今のところ乗ってゆく車で対応が変わる印象はありません(もちろん営業所や担当によって激しく差があるはずです)

最近は、お金持ちが底上げされたために昔とはことなり、お金持ちに見えないお金持ちが増えています。いけてるジーンズにピッチリVネックのTシャツ、一枚レンズのサングラス、といった出で立ちの人もヤンキーなのかお金持ちなのか一瞬判断に迷いますし、ナイキのTシャツと半パンにスニーカーといった格好のオッサンでも、とんでもなくお金を持っている場合があります。見た目でその人を判断すると危険な場合が多々あります。

レクサスはBMW、メルセデス・ベンツの顧客を取り込めるのか

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レクサスがメルセデス・ベンツやBMW、ジャガーの顧客を取り込めるのかどうか、という点に注目が集まっています。アメリカにおいてはベンツもBMWもレクサスも「海外ブランド」です。しかしここ日本では舶来信仰が強く、国産ブランドであるレクサス
が舶来ブランドであるメルセデス、BMWの比較対照となりうるのか、という点が焦点ですね。

北米では、レクサスの売り上げのうち半分が(日本での)ハリアーだと報道されています。ハリアーは高級SUVとしての認知度が高いということですね。現在のところハリアーをレクサスのオープン当初から販売する計画は(日本では)ありません。セダンとクーペカブリオのみでの出発となります。日本において、レクサスはSUVではなくメルセデス、BMWの得意な高級セダンマーケットを取り込みたいのでこのような形のスタートになったと思います。

レクサスの海外での成功はご存知の通りですが、海外の市場において、消費者はレクサスに何を求めているのでしょうか。もてなしでしょうか?それともステイタス?品質?走行性能?デザイン?
それらを性格に把握することはできませんが、「価格と品質とのバランス」が中リッチ層にウケたのではないでしょうか。高品質を(ドイツ車よりも)低価格で、という点が多くの消費者にアピールしたのだと思います。また、日本的キメ細かなディーラーのサービスも良かったのでしょうね。アメリカのアンケートを見ると、常に「品質」や「サービス」においてレクサスが上位に(というかトップに)あることからも判断できます。また上記のようにハリアーの売り上げが大きいところを見ても、レクサスの捉えられ方がメルセデスやBMWとは違うのではないか、とも思います。(メルセデス、BMWにおけるセダンとSUVとの販売比率を見てみないと判断できません)

とにかく、日本におけるレクサス。一気にレクサス店を同時オープンさせるので失敗は許されません。販売スタッフについては以外と(トヨタ出ではなく)同業他社(ディーラー)の出身が多いようです。しかも出身ディーラーの近くに配属されています。これは何を意味するのか。メルセデスやBMW、ジャガーのディーラー出身者の持つ顧客、潜在顧客を狙っていると考えられます。えげつないと言えばそれまでですが、ある意味効率的ですよね。今までのトヨタ車とは価格帯が異なりますし、客層も異なります。そういった顧客を扱いなれていて、しかもライバル車についての知識も(ライバルメーカーのディーラー出身なので)ある、となればかなりの効果が見込めると思います。

レクサスの長期的な成功については、継続的な車種の投入、「レクサス」にしかない価値観の創出が不可欠と思います。それは「同じような性能であればより安いレクサスを」と思わせるのではなく「より高くてもレクサスを」と思わせる、積極的にレクサスを選択する理由です。

その点、「人生賭けてでも」と一部の人だけにでも思わせるフェラーリはさすがだと思います。

レクサスは日本で成功するのか?(2)

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レクサスの車について、車自体はとりたてて特徴があるわけでも、魅力があるわけでもありません。「まんまトヨタ」であることも方々で報じられているところです。その戦略、手法から想像するに、つまりトヨタは今の段階で車よりも「レクサスというブランド」を売りたいわけですね。

そうなるとレクサス車を車として論じることよりも、「レクサスというブランド」に焦点を当てた方が良いのかもしれません。世の中には数多くの「ブランド」があります。中には成功したブランドもあれば失敗したブランドもあります。何が違ったのか?結果論でしかありませんが、それはオリジナリティ、品質、サービス、であると考えられます。レクサスは、その結果論をはじめに持ってきたブランドです。
オリジナリティについては、レクサス車からそれを感じることはできません。しかし、レクサスディーラーへ行けば他のディーラーとは異なるサービスを受けることができる、という点ではそれをこの業界では「オリジナリティ」と解釈することも可能でしょう(そこに訴求力があるかどうかは別で、それが市場の求めるオリジナリティ足りうるかも別問題)。
品質についてはどうでしょう。確かに品質は高いのでしょうね。しかし、その品質はイコール自動車として求められる性能ではないかもしれません。
サービスについては下で述べている通りですが、外装や内装について顧客の要望に応えることができる範囲が狭い(パターンオーダーみたいなもの)のも利益追求主義を感じさせます。カタログにないけれど、こういった外装色にしたい、そういった要望に応じられない体制は「徹底したサービス」といえるのか、またそこにオリジナリティはあるのか、という問題も介在します。

トヨタが考えているのは「あくまでもトヨタの考えを押し付けた」ブランドのあり方であり、それはそれで明確な方向性であり、問題ありません。趣味性の高い自動車を扱うのではなく、「壊れなくて快適な」実用車を扱うのがレクサスのやり方であれば、それを受け入れるか、また受け入れないか、それは消費者に選択権があります。
機械式腕時計なのか、クオーツ式腕時計なのか、といった概念に似ていると思います。

ただ上記のように現在はブランド立ち上げ初期なので、あえて「車ではなくブランドを前面に」出しているとも考えられます。今後ブランドの認知度が高くなり広く認識されるようになったところで、趣味性が高い、または技術力をアピールする高性能車を投入して特定の市場に狙いを定め、ライバルを次々喰ってゆく計画なのかもしれません。それは、ホンダの特定車種に狙いを定めたアノやり方を見れば推測可能です。
またハイブリッド高級車やSUVを大量に投入したりすると、他の高級車メーカーに対して圧倒的な優位性を誇ることにもなると思います。

レクサスは日本で成功するのか?(3)

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先日、レクサス内覧会へ訪れた旨書きました。その次の週、カルティエのパーティーへ招待してもらったことも書きました。
そして今、ぼくのパソコン机の上には、その2店舗分のお礼状があります。

まずレクサス。普通のはがき(年賀状みたいな)に、いかにも普通のプリンタで出力したようなGSの絵柄が印刷されています。文面は手書きですね。ポルシェからも季節の変わり目などに近況を気遣うDMを頂きますが、きちんとしたコート紙を使用した美しいはがきが届きます(だからストックしてある)。しかしレクサスのこのはがきは、ホンダベルノから頂く定期点検のはがきと同程度に見えます。

そして、カルティエ。これは封書ですね。封筒はエンボス入り、中の便箋もカルティエ専用紙です。こちらも同じように手書きですが、当日のぼくの様子をしたためていたりと「ぼく個人に宛てた」印象が強い内容となっています。レクサスの文面が「万人向け」である平均的なものであるのとは対照的です。これで封筒の「封」が蝋であれば完璧だったのですが、さすがにそこまで求めるのは難しいでしょう。

この差について「だってカルティエは高級宝飾品ブランドだもん」という意見もあるかと思いますが、レクサスの平均価格帯は500万円以上です(上級グレードが売れると予想。その上1000万円オーバーの車種も投入されるのでこの数値はいずれ上昇傾向に)。しかしカルティエのそれは(一般人というくくりでは)売れ筋を見る限りラブブレス45万円、ラブリング15万円、パシャC45万円、ロードスター60万円(記憶の範囲内なので適当)、とレクサスの平均価格帯には程遠いです。さらに、抱える顧客の数も圧倒的にカルティエの方が多いはずですが、カルティエの方がより細かい対応をしているように思います。
レクサスの顧客が3年でレクサスに落とすお金は車両購入費に点検などを含めても600万円くらいが平均かもしれません。しかし、カルティエの平均的な顧客が3年でレクサスと同じように平均600万円をカルティエのみに突っ込むというのは考えにくいです(あくまでも貧困層である、ぼくの私見)。

ぼくにはブランド品を買う習慣はありませんが、あくまでもレクサスが「サービスの上質さ」を標榜するのであれば、そしてレクサスがターゲットとする顧客は日頃もてなされている人たちばかりです。もう少しサービスの内容について考える必要があるのではないでしょうか。
世の中には想像を絶するお金持ちがいて、想像を絶する日常を過ごしています。そういった人たちを相手にしようと考えるのであれば、やや凡庸に過ぎる、と思います。

しかしながらレクサスは自動車販売において、初めて新しい概念を持ち込んだチャンネルです。その点は非常に評価していますし、まだ誕生したばかりのレクサスを数百年の歴史を誇るジュエラーと比較するのは無理があるでしょう。それでも、どこまで通用するのか、「世界のレクサス」たりうるのか、興味は尽きません。

ちなみに車本体ですが「タッチにまで」こだわったというスイッチ類は「トヨタ丸出し」のままであったり、イマイチ従来のトヨタ車との差別化を図れていないような気がします。これは社内の専任デザイナーを使っているのが理由かもしれませんが(*未確認です。しかし特定のデザイナーは特定のテイストしか演出できないことから推測)、もっとデザイン部門を強化して車種別やチャンネル別に分けるなど、差別化が待たれるところです。

ちょっと止まらなくなりましたので、もう少し続けます。
「差別化」ですが、これは非常に難しいです。BMWには1、3、5、6、7シリーズがあります。以前は3,5,7のラインナップであり、「金太郎あめ」つまり各シリーズともサイズが違うだけでどこをどう切っても同じ、などと揶揄されたものです。しかしながら、どれも「紛れも無い」BMWであり、3シリーズには3シリーズを、5シリーズには5シリーズを積極的に選ぶ(お金が無いから3シリーズにしよう、という代替案ではなく。オレは5シリーズやなくて3シリーズが欲しいんや!と思わせるサムシング)と理由があり、それはまた現在も存在します。しかしながらレクサスはどうなのか。ブランドが先行するばかりで車種としてのキャラクターが(今のところ)曖昧なために「とりあえずレクサス欲しい。でも高いの買えないから安いISで」という選び方をなされる可能性が高いです。
しかしながら車種ごとに強烈な色を付けてしまうと、今度はブランドイメージが薄くなってしまいます。「マツダ・ロードスター」がその最たる例であり、メーカー名を通り越して通称「ユーノス」または「ロードスター」として幅広く認知されています。(ジャンルは異なりますが「ベビースターラーメン」は商品名が有名すぎて製造メーカー名はあまり知られていない)メーカー(ブランド)としてのIDを持たせながらもキャラを立たせる、これ重要です。(上記の例については良い悪いといった事ではなく、単なる事例です。)
デザインの差別化は諸刃の剣でもあり、強力な武器でもあります。
その点メルセデスは、車種ごとの色分けがくっきりしています。つまり、メルセデス内での競合が起きにくいのではないでしょうか。そして、どの車種であっても「だれがどう見てもメルセデス」です。キャデラックも同様ですね。日本車は、まだこのあたりが甘く上記「BMWのキドニーグリル」や「ベンツのスリーポインテッドスター」のようなアイコンが歴史的にも確立されていない、という点で遅れています。
「レクサスといえばアレだろ」みたいな、だれもがわかるアイコンの確立が急務ですね。レクサスといば=高い、というイメージのみを確立したいのであれば、それはそれで結構ですが、ちょっと悲しくもあります。

さらに脱線しますが、突然のデザインテイスト変更は市場を混乱させます。あまり車に興味の無い消費者にとっては、現行メガーヌと先代メガーヌが同じ「メガーヌ」であることに違和感を覚えるかもしれません。BMWは世間共通のID「キドニーグリル」をうまく処理したので、非常に上手く世代移行を進めることができたのではないでしょうか。

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SUPERTOYZ

新しいモノ、テクノロジー好き。「クルマ好き」に分類されるはずだが、一般にはそれを隠して生きている。クルマだと軽自動車、スーパーカー、電気自動車まで興味を広く持つ。どんなクルマにも作られた人の魂が込められていると信じていて、そのため「よりデザイナーが情熱を注いだであろう」珍車がとくに好き。座右の銘は「情熱と愛情さえあればなんとかなる」。職業は(それが職業と言えるならば)投資家、ブロガー。

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