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>ポルシェ・ボクスターSの仕様/インプレッション

オーディオ的に見たポルシェ986ボクスター

ボクスターは言うまでも無くミドシップです。エンジンが後方にあるので、フロントには自動車の構成部品中最大の容積を誇るエンジンがありません。つまりフロントトランク内はかなりの容量があります。前後左右重量バランス改善のためにボクスターのバッテリーはフロントトランク奥中央に位置します。そしてその前には広大なトランクスペース。これはまさにオーディオを積み込めと言わんばかりのパッケージングです。

バッテリーからアンプまでの電源ケーブルの距離も最短で済みますが、なによりエンジンルーム内を配線が通らないのでオルタネーターノイズが非常に乗りにくいのです。加えて強固な振動しにくいボディやドアなど、オーディオ的に有利な条件が揃っています。バッテリーを中心にフロントトランク~ドアスピーカーの間でシステムを完結できるので配線を引き回した際に発生しやすい事故を防ぐこともできます。

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プラモデルを使い、社外品オーディオを搭載した際の一般的かつ簡単な構成図を作成しました。赤はバッテリー、水色はアンプ、青はスピーカー(ウーファー)、緑はCDチェンジャーの位置を示します。どの車もヘッドユニットはセンターコンソール、ツイーター位置はダッシュ上に置くことができますので、これらの位置は車種によって特殊性がないということで省略しています。

まず、ボクスター。これはバッテリーこそ巨大ですが、車体(前後方向の)中心線上、また他の車と比較しても車体中央寄りにに配置されています(設計上・メンテナンス性の問題か位置は高い)。そしてバッテリーからアンプへの電源ケーブル、CDチェンジャーからアンプへのRCA入力、アンプからスピーカーまでのケーブルはほぼ最短距離で配線、またそれらの機器の設置が可能です。エンジンがミドに搭載されているのでフロント車軸上、ロールセンターへ重量物を配置できることは運動性能にとってもメリットとなります。またそれぞれのケーブルはエンジン、その補機類と干渉しません。

そしてBMW Z3。これはバッテリーがリヤ右端に積まれています。車体中心線から程遠い位置ですが、低い位置に積まれており、フロントエンジンに対してのリヤバッテリーですので前後重量配分としては有利な部類です。また、これも配線はエンジンルームを通ることがありません。そしてリヤトランクルームにアンプ・CDチェンジャーをバッテリーと左右対称に積めば前後・左右の重量配分、さらにトラクションの改善になります。バッテリー・アンプ・CDチェンジャー間の結線は最短ですが、アンプからスピーカーへの配線距離が長く、ウーファー位置がキック(しかも足元が狭くスラント不可)ということが不利になります。

最後はニッサン フェアレディ300ZX(Z32)。これはエンジンルーム内にバッテリーが搭載されており、これは最もポピュラーな配置です。そのため電源ケーブルの配線はエンジンルームを通り、キャビン~ラゲッジルームへと引っ張る必要があります。そしてラゲッジルームのアンプから再びキャビンを経由してスピーカーへと配線を行う必要があるので、配線には相当な労力とケーブル長を必要とします。シート下にアンプを入れることができればベターですが、シート高が低いために、実際にはかなり小さめのアンプしかシート下に入れることができず、やはりアンプ、CDチェンジャーはラゲッジルームへの設置という結果になるでしょう(トラクションも稼げる)。ラゲッジルームは浅いものの面積は広いのでメンテナンス性は良好です。

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