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「ドーナツでも喰ってろ」→?

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アメリカ映画を見ていると、警官がドーナツを食べている光景をよく見ますよね。警官に向かって、「テメーはドーナツでも喰ってろ」と吐き捨てる場面があったり、ドーナツと警官というのは切っても切れない関係なわけです(他ではカップ入りの中華)。
ぼくは企業と映画との関係、つまり出資と露出、平たく言えば広告ですが、そういったものに並々ならぬ興味を示すわけです。これは、なかば職業病とも言えるでしょう。

映画というのは、「上映時間の制約」があります。上映時間を短くすれば、一日あたりの回転数が上がるので、そのぶん興行収入が増える(と考えられる)わけです。
そのせいか、一時は90分台の映画が多かったですが、最近は120分以上のものが多いですね(観客の意向を反映した結果か)。

30分違えば、一日4回上映すると120分の差が出るわけで、90分の映画は120分の映画に比べ、理論上は33%収益性が高いことになります。
そんなわけで配給会社は映画を短くするのに躍起というか、製作サイドに「短くしろ」と要求するわけですね。しかし制作側としては、ストーリーが破綻しないように切り詰める必要があり、これはそうとうに難しい作業であります。
なので、「映画にはなにひとつ無駄なシーンはなく、無駄な小物も無い」と考えているわけです(スポンサーの宣伝上登場するものは、資金調達の過程において「必要」とここでは考える)。

しかしながら、ストーリーとは無関係に登場するドーナツ。
しかし、これは日本ではドーナツの意味をぼくらが理解できないだけで、アメリカ人にはピンとくるものがあるのだろうな、と考えていたわけです。
そんななか、米国ダンキン・ドーナツでは「制服・パトカーで来店した警察官にはドーナツ無料」というキャンペーンを行っている(いた?)らしい、という怪情報をキャッチ。警官が立ち寄ることで強盗被害を防ぐ、ということが目的らしいですが、仮にぼくがオマワリさんだったとして、パトカーをダンキン・ドーナツに乗り付けて「ドーナツくれや!」というような神経は持ち合わせていません。

ぼくはクーポンの類すら利用するのがはばかられるようなチキンハートなわけですが、逆に考えると、そういった行為をためらいなく行える警官(或いは食い意地が張っている=貪欲、お金にセコい)、というのを暗示しているのかもしれませんね。

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