●その他自動車関係(欧州車)

「倍払ってでも」ラ・フェラーリを購入したい人多数。自動車メーカーにとって「限定」ビジネスはドル箱か

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オラクル・ファイナンスのハイパーカー分析部門によると、ラ・フェラーリの購入を新たに希望する人(もう完売しているので)の多くが「倍払ってもいい(正確には100万ポンド上乗せでも構わない)」と考えているようです。

「倍」の上乗せ部分だけでポルシェ918スパイダーはもちろんマクラーレンP1も買えてしまうことになるのですが、そこがフェラーリの「ブランド価値」なのだと思います。

なお、最近はフェラーリのスペチアーレ(限定)モデルの値上がりが激しく、ここ数年でエンツォは倍まで価格が上昇したと言いますし、上記の「倍払ってでも買う」というのは純粋なコレクターの他、投機目的の人もいるのでしょうね。

実際にお金のある人にとっては「利益を生める」買い物である可能性が高く、お金持ちがさらにお金持ちになるかもしれません。

そういった状況もあり、各メーカーとも限定モデルビジネスに力を入れているのだと思いますが、あまり販売が芳しくないと一時言われたアストンマーティンOne-77ですらかなりな高値(当然新車価格を上回る)をつけており、やはり限定モデルや記念モデルは強いですね。

そこまでの価格帯でなくとも、ポルシェ911に対するポルシェ911GT3、ガヤルドに対するガヤルド・スーパーレッジェーラなど、いわゆる「役モノ」は新車ではもちろんベースモデルよりも高価ですが、そのぶん値落ちも少なく、「値落ち率」で言うと「お得」ではあります。
なお、これらのモデルは「限定」ではないですが、非常に限定「感」が強く、市場では限定モデルのように捉えられていますね。

そして、これら特別モデルについて、ベースモデルに対するプレミアムは数百万ではありますが、その数百万が払える人にとっては、購入から売却まで考えた時、「プラスマイナスで」は損失金額が少ない、ということです。
おなじことがフェラーリ458イタリアと458スペチアーレにも言えると思いますが、つくづくお金持ちに有利な世の中だと思います。

中古車価格の上昇は、いったん出荷してしまったメーカーの「利益」に直接的には無関係ですが、そのメーカーのブランド価値を押し上げますし、他の中古車の相場上昇、ひいては新車価格の値付けにおいても「強気」が通るという土壌を作るので、間接的には「利益」に貢献すると言えるのでしょうね。

なお、ランボルギーニにおいても、V12モデル(アヴェンタドール)のほうがV10モデル(ウラカン)よりもはるかに高価ですが、実際に購入して数年乗り、売却しようとしたときに値落ち率はもちろん、「値下がり金額」が低いのはV12モデルだと思います。
その意味でも、「より高価であっても価値の高い製品を購入したほうが」後に得する(というのも変ですが)場合があり、やはりお金の使い方はしっかり考えるべきだ、と改めて感じる今日このごろです。

なお、画像はラ・フェラーリ公開時のものですが、色々と思い起こしてみると、フェラーリの新型発表については、フェラーリの要人(オッサン)がアンヴェールすることが多いように思います。
一方ランボルギーニは美女がアンヴェールすることが多いように思いますが、これもまたメーカーの考え方、方針の差なのでしょうね。
フェラーリはF1というコア・バリューを持ち、そしてフェラーリのファンはF1のファンとオーバーラップするところも大きく、F1イメージを最大限に利用したり、フェラーリ内でのキーパーソンを表に押し出し、フェラーリの重要人物についても「ブランド化」を図っているのかもしれません。

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