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やたら虫が発生するこの季節、そして自然界のミリタリーバランスを考える

2016/08/17

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ぼくの家は山間に位置するので、虫が多いわけです。ぼくは元来殺生が好きではありませんし、それらを放っておきます。
どうせ虫が発生する時期は、虫を殺しても殺しても出てくるものです。
そんなわけで、蚊とごきぶりとムカデ以外(これらは実質的に害をなすので)は見かけても放置するのですが、それには「殺生が嫌い」という他にも理由があります。

ぼくは、全ての存在には存在する理由がある、と考えています。
なので、そういった意味ある存在を殺してしまったら、なんらかのバランスが崩れてしまうんじゃないか、と思うのです(神学的な意味は全くありません)。

たとえば、ケムシが嫌いだからといってカタッパシから始末してしまうと、それを生活の糧にしていた鳥が困るかも知れない。
巣で母鳥がごちそう(ケムシ)を持って帰ってくれるのをヒナ鳥が待っていてですね、今日ケムシを持って帰ることができなかった母鳥を責めるかも知れない。
母鳥は「ごめんね、ぼうやたち・・・」と影で涙ぐむかもしれないわけです。

「嫌いだから」という理由だけでケムシを殺してしまったことが、平和な鳥の家庭を不和に追いやるかも知れない、そう思うとうかつにケムシを殺すこともできません。

また、自然界には往々にして「天敵」が存在するものですが、その片方を自然界から人間が取り去ることで自然界におけるミリタリーバランスが崩壊し、残った片方が異常増殖することもありうるのです。
そうなると残る片方も始末しなくてはなりませんし、食物連鎖の関係上、さらに深刻な影響をおよぼすことだってあります。

そんなわけで、ぼくは可能な限り自然を放置する方向ですが、あまりに特定の生き物が増えたりすると、意図的にその天敵を投入したり、食物連鎖で上位に位置する動物を投入するのも良さそうですよね。
たとえばケムシが増えたときに家の回りに巣箱を設置して鳥を呼び込むとか、そういった自然の力を利用して環境を改善する、といったことも必要だと感じています。

ぼくは以前アクアリウム(海水魚)を設置していたことがあるのですが、その過程において食物連鎖がいかに大切かといったことを学びました。
連鎖がうまくゆくと、ほとんど手を加えなくても水槽内がきちんと機能するのです。

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