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中国の「食べ残し文化」について考える

2016/12/14

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中国では「食べ残し」が悪いことではない、と良く言われますよね。
お店側からすると「お客が食べきってしまうほど量が少ない料理を出すのは恥」という理論が働く、という説もありますが、これは地域や状況によって ことなるようです。
ちなみに、北のほうが一般に料理の量がおおいようですね(体格も北のほうが大きく、よく食べる)。

ここで「食べ残し」について触れてみたいと思いますが、中国では「食べ残し」を、各レストランをまわって集める職業があるようです(某通信大手社 長の家庭もかつて同様の職業を営んでおり、これをバネにした、という話をその会社の社員から聞いたこともあります)。
そうやって集めた食べ残しをどうするかというと、これは「飼料」として使用するわけですね。

つまり、農家が食品原料(肉・野菜など)を生産する→レストランが買う→お客が食べる→食べ残しは別の業者が買う→農家で飼料として再利用、とお いうリサイクルが確立されているわけですね。
ぼくはかつて事情があって中国の農村に滞在したことがありますが、そこでも家庭の生ゴミと中国トイレの中身を農業に最良する様子を見て、そのリサ イクル性に軽い驚きを覚えたことがありますが、このようなリサイクルはゴミ排出の削減になりますし、非常に興味深いものでもあります。

日本でいまからこういったシステムを確立するのは、様々な方面(食べ残しが推奨されないという道徳面、そもそも最初から”ムダを省く”考え方があ る。それにインフラ)から難しく、かえって混乱や無駄を発生させる可能性がありますが、中国式は、中国の実情に即した面白い方法だなあ、と感じます。

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