●ファッションや小物、ガジェット系

もう部品供給すらできなくなったアンティーク、セイコー・エアプロの修理を試みる

LINEで送る
Pocket

a0013382_20553180

セイコー・エアプロの修理。
エアプロの泣き所は最大の特徴である「ポンプ」で、このポンプ部が経年劣化で破損(砕けるように潰れる)するところです。

そしてすでにセイコーでも部品の在庫が無く、ここは紫外線など外的要因が加わらなくても加水分解するような感じなので、大切に部品を保管していたとしても同じように破損します。

ぼくのエアプロも例外ではなく、ここが破損するものが続々登場し(ぼくはエアプロ1stモデルのコレクター)、その度に修理しています。

a0013382_20553723

今回修理するのはファーストモデルの中でも限定の長野オリンピックバージョン。
ぼくはこのモデルが気に入っていて、未使用のものを冷暗所で保管しているほどなのですが、今回修理するのは常用しているもの。

すでにポンプ部は破損しており、チャンバーの裏から注射器でシリコンを注入し、ポンプ部の崩壊を裏から防いでいます。

a0013382_20554494

加えて、チャンバーを留める方の樹脂パーツもすでに崩壊していますのでチャンバーは役に立たず切り取っていますが、今度はエアを抜く方の修理です。
ここも樹脂でできていますが、プッシュしてエアを抜くパーツが経年劣化で崩壊するので、別のパーツに置き換える必要があります。

ただ、もうエア抜きの必要は無いので、それっぽいものがハマればなんでもオーケー。
今回はアルマイト加工が施されたアルミワッシャーとボルトを入れます。

a0013382_20555060

表側のベゼルを接着し(本来は固定用の爪があるが、それも崩壊しているため)、そこへワッシャーとボルトを差し込んでこれまた接着する、という不可逆的改造ですが、補習用パーツが手に入らない以上、やむを得ないですね。

a0013382_20555613

セイコー・エアプロはGショック全盛期に唯一G-SHOCKに一矢報いた時計として知られ、「SEIKO」の名を国内向け製品においてデジタル時計に使用したことでも知られます。

a0013382_2056145

ぼくはアンチGショック派なので(それでもGショックはいくつか持っている)その意味でもエアプロが好き、ということもありますが、エアプロには時計以上の愛着を感じており、今保有している時計の中でももっとも気に入っているものでもあります。

-●ファッションや小物、ガジェット系