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自動車の「運転スタイル」について考える

2016/10/02

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車を運転するスタイル、というのは車によって変化するように思います。
つまり、運転スタイルは属人性によるものではなく、車に依存したものである、ということですね。

しかしながらこれにも属人性があり、車が変わっても運転が変わらない人もいれば、車によって運転が変わる人もいるわけです。

ぼくは後者に属するのですが、それはやはり車の反応を待ちながら運転する、ということに起因するのだと思います。

たとえば、味付け的に、また構造的パッケージング的に反応の遅い車にスポーツカーのような運転で乗ることはできません。

イヴォークであれば、エンジンをスタートさせてコマンダーが操作可能になるまでひと呼吸ありますし、Dレンジに入れてからもクリープ発生まですこし時間があります。
車重があり背も高いので、ブレーキングやハンドリングもTTのようにはゆきませんので、ぼくはイヴォークに合った運転をすることになります。

一方ガヤルドは、Eギアという今となっては特殊な部類のトランスミッションを採用しているので、半クラッチを使用する事が望ましくありません。
なので、停止状態から比較的強くアクセルを踏み込んで「半クラッチの時間を短くする」運転が必要なのですね。

こんな感じでそれぞれの両車には違いがあり、たとえばイヴォークであれば信号が青に変わり、(自分が一番前ではないとき)前車がスタートするであろうタイミングを見計らい、後車にも(ゆっくり過ぎる発進で)迷惑をかけないようにあらかじめギアをNからDへ入れておき、クリープが発生するタイムラグを見越してブレーキペダルをリリースします。

ですが、ガヤルドの場合はドカンと発進しますので、前の車が一定の距離を進んだ後にアクセルをぐっと踏み込むわけですね。
でないとすぐに前の車に追いついたり追突の危険が合ったり、前車にプレッシャーをかけてりしてしまうのです。
同時に、後車に対して「なかなか発進しないなあ」と思わせないうちに発進する事も大切で、そのためにまずブレーキペダルを離しておいてブレーキランプを消灯させ「ちゃんと発進するよー」という意思表示を行ったのち、ひと呼吸置いて発進する、という手法を取っています。

このように、車の構造や特性、はたまた環境や周囲への迷惑などを考えてぼくは車の運転を行うので、車によって大きく運転スタイルが変わってきます。

全般的には安全運転で、譲り合いの精神を持ち、迷惑をかけないようにしていますので、永い間、ぼくはゴールド免許ホルダー(次回更新でもたぶんそう)であります。

以前にも述べましたが、ぼくは「車との対話」を重視するタイプで、「思い通りに車を走らせる」ことを目的に車を走らせるわけではありません。
曲がらない車は曲がりませんし、加速しない車は加速しないので、曲がらないなり、加速しないなりに車と環境に注意しながら運転するしか無いわけです(逆もしかり)。
車ひとつひとつには人と同様に個性があって、その個性を尊重しながら運転する事が車に対する礼儀だと考えており、「自分はこうだから」という運転スタイルの押しつけをしたくはないのですね。
そのために選ぶ車に一貫性が無く、どんな車に対しても「ああ、この車はこんな考え方で作られているんだなあ」と感じながら運転を楽しむ事ができるのだと思います。

ガヤルドに求めるものはガヤルドであって、イヴォークに求めるものはイヴォークである事であり、それぞれ別のものです。
ガヤルドをイヴォークのように扱う事はできず、イヴォークをガヤルドのように運転する事もできませんので、それぞれの車の特性や構造を理解し、車と対話しながら、その車にできること、をぼくなりに楽しむのですね。

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