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純利益1兆円を突破したソフトバンク。たった一代でどうやって成し遂げたか、その発想方法について

2017/05/19

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純利益が1兆円を突破した(日本では三番目)ソフトバンクですが、孫正義氏によると「1兆円は単なる数字で、通過点にしか過ぎない」とのこと。

ある書籍(タイトル失念)で読みましたが、孫正義氏は、一日に1つの「発明」を行うことを、学生時代の自分に課していたそうです。
その際、いくつかの発明の方法を考えた中、下記の3つが効率的であった、と述べています。

1.問題解決法・・・現状ある問題を解決するための発明
2.水平思考法・・・今あるもので、平準化されたものを分解して違うように組み立て、異なるものを作り上げる(しかし役割は同じ)
3.組み合わせ法・・・現存する、まったく異なるものを組み合わせて新しいものをつくる

とくに3を重視し、学生時代にコンピューターを利用し、キーワードをたくさん入力しておき(たとえば、サングラス、永久磁石、液晶、カセット テープ、等なんでもOK)、そのキーワードを”組み合わせ・判定する方法”をプログラムしては活用していたそうです(発明する方法を発明した、との記載)。

その結果生まれたのが「自動翻訳機」で、これがソフトバンクのもっとも初期の収入となった(シャープに権利を販売)とのことですが、その頃在籍していたのが、「バークレー大学カリフォルニア校」。
バークレー校は24時間オープンしていて当時からコンピューターを学生に開放しており、それを利用した、と述べています。

ソフトバンクは、当初設立したものの「何をするか」が決まっておらず、「50年以上成長できる」「売上規模が”兆”を超える」事業を模索する(今では売上ではなく利益が一兆円)ということで、何をするかを決めるのに1-2年を費やしたとのことですが(40ほどのビジネスモデルを考えたそうです)、「まず会社を設立して、そこから何をするかを決める」スタイルは他の書籍で読んだヒューレット・パッカードに似ており、これが西海岸風起業スタイルなのかもしれない、と思った次第。

日本の場合は、技術やコネクションを持つ人間が、それを生かして、今までの仕事の流れからお金を貯め、「独立・起業」するパターンが多いようですが、西海岸の場合はとりあえず「起業」すること自体が目的で、そこから何をするか考える、というパターンが見られるようですね。

さらには欧米の場合は「マネジメント」に重点を置いているのでアイデアが重要視され、自分に技術がなくともアイデアがあれば、それを実行して くれる人間を探し、お金を出してくれる人間を探し、それらを自分が管理して会社を運営するパターンが多いようにも思います。

その意味では、日本は「今ある延長」でものを捉え、米国は「無いところから作る」習慣が根底にあるのかもしれません。
工業製品や文化でも、やはり日本は外来のものを改良してよりよいものにすることに長けており、しかし米国ではその「元」となるものを考えだす力に優れるのかもしれませんね。

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